第43回 明治大学人文科学研究所 公開文化講座
『2022年度,高校地理必修化。どうする?どうなる?』
とき:2018年10月13日(土)13:00~16:00
ところ:明治大学駿河台キャンパス グローバルフロント1F グローバルホール
総合司会:明治大学経営学部教授 中澤高志
第1部:公演 13:00~14:45
筑波大学 井田仁康先生
『「地理総合」とはどのような科目か?その設立の背景と特性』
文部科学省 国立教育政策研究所教育課程研究センター 濵野 清先生
『「地理総合」に何を求めるのか?その改訂学習指導要領における位置付け』
神戸大学付属中学 高木 優先生
『「地理総合」をどのように実践したのか?神戸大学附属中等教育学校の取り組みから』
第2部:ディスカッション・質疑 15:00~16:00
趣旨
2022年度から,高校において「地理総合」が必修化されます.「地理」=「暗記物」という通り相場とは裏腹に,「地理総合」では地図や地理情報システムを活用した「主体的・対話的で深い学び」が求められます.地理を専門とする地歴科教員が少ない現状を見るに,歴史や公民を専門とする教員が「地理総合」を担当する状況が多々発生し,教育の現場に混乱が起こることが予想されます.地理を専門とする教員であっても,「主体的・対話的で深い学び」を求めての不安な手探りを余儀なくされるでしょう.
本公開講座は,地理教育研究者,教育政策担当者,現場の教員,という立場の異なる講師をお招きし,「地理総合」とはどのような科目であり,何を目的としており,どう実践したらいいのかを論じていただくことで,「地理総合」に対する理解を深めることを目的としています.現場の高校教員,地理学および地理教育の研究者はもとより,学生時代に地理が好きだった(あるいは地理に苦しめられた)一般の方々のご来場もお待ちしております.
事前申し込み不要,入場無料です.
お問い合わせ:nkzw23@meiji.ac.jp(中澤高志)
読者コメント