GIS dayとは、「地理情報システム(GIS: Geographic Information System)」という地理学をベースに発展した情報システムの活用事例や最新技術を一般の方々に知ってもらうためのイベントです。このイベントは、1999年に、GISソフトウェアの老舗であるESRI社と、米国ナショナル・ジオグラフィック・ソサイエティが始めたのが契機となり、現在では世界各国で開催されています。日本においても毎年、北海道、東京、中部、関西、四国、九州の各ブロックで開催されています。
GISとは、大雑把には、電子地図と地図上の図形に関連付けられた様々な情報を収集し、コンピュータを使って分析し、地図上で分析結果を表現するためのシステムです。GISは、様々な技術との関わりがあり、測量学や統計学、情報学、コンピュータ・グラフィクスなどの分野の成果を取り込みながら成長してきました。最近では、GISの技術を利用したシステムが様々なところで利用されており、多くの人は無意識にその恩恵を受けています。GIS day in 奈良 2019のイベントを通しては、多くの方々に、GISについて知ってもらいたいと思います。
GISを利用した事例は非常に多岐にわたりますが、今回は高等学校での地理総合の必修化の流れを受け「地理教育とGIS」というテーマを選びました。特に、今年度の体験講義では地理必修化に向けての内容をメインに据えていますので、高等学校の先生方にも是非ご参加頂きたいと思います。
GIS day in 奈良 2019 実行委員会
日 時: 2019年6月9日(日) 10:00 - 15:00
場 所: 奈良大学
登 録: 登録不要・参加費無料
同日開催: 奈良大学オープン・キャンパス
主 催: GIS day in 奈良 2019 実行委員会
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