地理教育フォーラム

2022年1月号 vol.19

日本地理教育学会2022年2月例会

2022年01月11日 10:49 by hasegawan
2022年01月11日 10:49 by hasegawan

日本地理教育学会2022年2月例会

 

 

実施が目前に迫った「地理総合」

—カリキュラムと喫緊の課題等に関するアンケート調査結果報告(第1報)—

 

 2022年度から高等学校等において必履修科目「地理総合」が実施されます。ほとんどの学校では,すでに「地理総合」を含む新しい教育課程が決まり,「地理総合」の教科書採択が終了した段階と推察されます。その一方で,学校現場では,依然として「地理総合」を指導することに対する不安や,担当教員を対象とした研修体制の充実を求める意見や要望が少なくありません。

そこで,日本地理学会地理教育専門委員会と日本学術会議地理教育分科会学校地理教育小委員会では,新教育課程の実施を控えた今般,「地理総合」「地理探究」の開設実態と喫緊の課題等についてアンケートを実施し,その結果を踏まえ,実施直前はもとより,実施後における継続的な支援・研修体制の構築と充実に役立てたいと考えました。

喫緊の課題等に関するWEBアンケートは2021年11月末日をもって締め切り,その結果は「速報」として日本地理学会のHP等で公開しております。また,各校の教育課程における「地理総合」「地理探究」の開設状況については,現在も継続的な調査を続けております。

私どもは,2022年4月からの「地理総合」全面実施を前に,こうした調査結果は迅速かつ幅広く共有される必要があると判断し,日本地理教育学会にご協力いただき,下記のようなアンケート調査結果の報告会を企画いたしました。地理学・地理教育関係者はもとより,実際に「地理総合」を担当されることが予想される歴史分野や公民分野の関係者の皆様にもご参加いただき,活発な意見交換が出来ればと願っております。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。

 

 

○テーマ:実施が目前に迫った「地理総合」—カリキュラムと喫緊の課題等に関するアンケート調査結果報告(第1報)—

○日時:2022年2月19日(土) 14:00〜16:00

○開催形式:ZOOMによるオンライン開催

<申し込み方法>

下記の受付用グーグルフォームにてお申し込み下さい。
https://forms.gle/MGD44P7EmweYr4fLA

○参加資格:会員・非会員にかかわらず,どなたでも参加できます。

○参加費:無料

○発表テーマ

(1)高校教育課程における「地理総合」「地理探究」開設の実際—新潟県を事例に—

担当:志村 喬(上越教育大学)

 

(2)「地理総合」における喫緊の課題等に関するWEBアンケート結果報告

①WEBアンケートの概要

②WEBアンケートの分析

③WEBアンケートを踏まえた研修・教材等情報提供と参加者の意見,今後の課題

担当:浅川俊夫(東北福祉大学)・今野良祐(筑波大学附属坂戸高等学校)・高木優(神戸大学附属中等教育学校)

 

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