2022年度日本地理教育学会シンポジウム
日時:2022年8月20日(土) 13:30〜16:00 【オンライン開催】
テーマ:始まった「地理総合」−WEBアンケート・カリキュラム調査の最終集計結果報告と授業実践の実際−
趣旨説明:
2022年度新学期から高等学校において必履修科目「地理総合」の授業が始まりました。日本地理教育学会では,2022年2月例会において,日本地理学会地理教育専門委員会と日本学術会議地理教育分科会学校地理教育小委員会が共同で実施した「地理総合」にかかわるWEBアンケートとカリキュラム調査の集計中間報告(第1報)を受け,全面実施を目前に控えた「地理総合」カリキュラムの実態や現場教師が抱える悩み・課題を明らかにするとともに,教育現場への有効な支援のあり方を議論して参りました。
「地理総合」が始まって1学期が過ぎました。教育現場では,新科目に戸惑いながらも,新たな視点からの地理教育実践が展開されています。一方,上記のWEBアンケート・カリキュラム調査の集計と分析も完了したようです。
そこで,本年度のシンポジウムでは,WEBアンケート・カリキュラム調査の最終集計・分析結果報告に加え,実際に「地理総合」の授業を担当されている先生方の授業実践をご報告いただくことにより,「地理総合」が抱える問題点とその克服に向けた視点を検討できればと考えております。参加者の皆様の活発なご議論を期待しております。
司会進行:秋本弘章(獨協大)・竹内裕一(千葉大・名誉)
発表:
- 浅川俊夫(東北福祉大)・今野良祐(筑波大附属坂戸高)・阪上弘彬(千葉大)・高木優(神戸大附属中等教育)・山本隆太(静岡大)「WEBアンケートの集計結果報告と分析」
- 志村喬(上越教育大)・小橋拓司(兵庫県立加古川東高)・石毛一郎(千葉県立成田国際高)・後藤泰彦(千葉県立佐倉高)・泉貴久(専修大松戸高)・中村光貴(筑波大附属高)・松本穂高(茨城県立竹園高)・秋本弘章(獨協大)「高校教育課程における『地理総合』『地理探究』設置の実態―千葉県・兵庫県のカリキュラム調査を中心に―」
- 井上明日香(神奈川県立希望ケ丘高)「地理総合における地球的課題の教材化−大豆生産を事例とした授業から−」
- 岩橋嘉大(兵庫県立明石高)「生活文化の多様性を理解する『地理総合』における授業実践−『国際理解と国際協力』における東南アジアと西アジア・北アフリカの比較を通して−」
コメンテーター:佐藤奈美恵(宝仙学園中・高)
【参加方法】
*2022年7月中旬ごろに日本地理教育学会HP(http://www.geoedu.jp)に参加方法を掲載いたします。指示にしたがって参加の手続きをお願い申し上げます。
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