2024年3月19日(火)9:00-12:00 青山学院大学(青山キャンパス)
オーガナイザー:田部俊充(日本女子大)・吉田剛(宮城教育大)・井田仁康(筑波大)
9:001田部俊充(日本女子大):次期改訂に向けての小中高地誌学習の新たな方向性
9:15 2 吉田剛(宮城教育大):一貫地理教育カリキュラムにおける地誌学習の方向
9:30 3 河本大地(奈良教育大):「地誌」と「系統地理」の関係を小中高一貫で考える
9:45 4 阪上弘彬(千葉大学):一貫地理カリキュラムにおける地誌学習はいかにあるべきか
10:00 5 永田成文(広島修道大):小中高一貫カリキュラムを見据えたESDとしての地誌学習の構想
10:15 6三橋浩志(文部科学省):最近の教育改革の動向と地理教育・地誌学習
10:30-10:40 休憩
10:40-11:25総合討論
11:25 7濱野清(兵庫教育大):コメント 学校種をつなぐ地理,地誌学習内容
11:35 8総括:井田仁康(筑波大): 総括 次期改訂に向けての小中高地誌学習の新たな方向性
11:45 おわりに・次回の予告
【企画趣旨】
2023年春季学術大会シンポジウム(第43回日本地理学会地理教育公開講座)においては,①小学校において系統地理学習が重要視され,地誌学習が十分には位置づけられていないために中学校から本格的な地誌学習が開始されるという課題,②グローバル化する社会において,特に世界の学習に関しては,小学校のより早期から世界地誌学習を位置づけ,基礎世界像の形成を充実させることが望まれる点,③中学校・高等学校での動態地誌的学習を推進し,事象の関連性が解明できる地誌学習とする点,④「個別最適な学び」と「協働的な学び」などを志向した最近の中央教育審議会答申の議論を踏まえる点,とくに方法としてICTを活用する点などが提案された。
2024年春季学術大会シンポジウム(第45回地理教育公開講座)のテーマは「次期改訂に向けての小中高地誌学習の新たな方向性」としたい。日本地理教育学会小中高一貫地理教育カリキュラム研究会(2022年度・2023年度)では一貫地理教育カリキュラム理論の構築を目指して,一貫軸とそれらの関係性や実践的知見などの議論の掘り下げを行ってきた。研究会の知見を加え,さらに議論を深めたい。
読者コメント